急性期病院は、さまざまな感染症が発生しやすい環境です。私は感染管理認定看護師として、看護部の感染対策リンクナース(感染防止活動を配属先で主導的に実践する)や、病院全体を見るICTチーム(感染対策チーム)で、院内感染予防対策に取り組んでいます。感染予防は、医療者一人ひとりが、手洗いやマスクの着用など、基本的な対策を自主的に行う意識を持つことがもっとも重要です。一人でも「これくらい大丈夫」と考えてしまうと、瞬く間に感染は拡大します。手荒れ対策やマスク着用習慣など、小さなことから徹底することが大切だと考えております。私は、皆さんが負担に感じることなく、自然に取り組んでいけるよう、病院全体の感染予防対策を講じるという働きをしています。